 
            今年から始まった「千葉国際芸術祭」。みなさんも市の広報や街のポスターなどで目にされた方も多いと思います。
千葉の街全体を舞台に、国内外のアーティストが作品を発表するこのイベントに、トミオも初参加しています。
障がい者の就労支援施設「アトリエひふみよ」が、アーティストの宮本はなえさんとコラボレーションして制作した“ち”のモニュメントが、千葉駅ビル「ペリエ千葉」の地下フードコートに展示されています。
展示初日に私も見に行きましたが、想像以上に存在感があり、多くの人が足を止め、写真を撮ったり、振り返ったりと関心を寄せていました。

実は、このアトリエひふみよの設立の背景には、「障がいのある方でもアートを通じて社会に参加できる場をつくりたい」という思いがありました。
半年前にこの国際芸術祭のニュースを耳にして、“トミオとしてこの流れに関わりたい”と感じたのがきっかけです。アート活動を就労支援の一つとして展開している先進的な事業所との出会いもあり、作品づくりがそのまま社会との接点や収益につながる姿に感銘を受けました。
創造が自立につながる――それは、福祉の理想の形だと感じています。
千葉国際芸術祭は一度きりのイベントではなく、3年ごとに開催される予定だそうです。
今後、千葉のアート文化への関心はさらに高まっていくでしょう。
アトリエひふみよの利用者やスタッフが、この芸術祭を目標に創作を続けていくことが、日々のモチベーションにもつながります。
まだ千葉市では障がい者アートの認知や市場は発展途上ですが、この取り組みを通じて、地域の理解と関心が広がっていくことを願っています。

アートには、人と人、社会と心をつなぐ力があります。
今回の挑戦がその小さな一歩になり、千葉の街がもっとやさしく、創造的で、誇れる場所になっていけば嬉しいですね。
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