vol.120 日本の未来

先日、十数年ぶりに新宿のゴールデン街にいきました。
ゴールデン街といえばサラリーマンの憩いの飲み屋が立ち並び安くて朝まで飲める街として有名でした。
ところが今やゴールデン街は様変わり。飲みにきているお客さんの半数以上が外国人、そう、インバウンドの外国人の観光地として賑わっていたのです。
もちろん外国人がくるとそれに合わせて値段もインバウンド価格。
ハイボールが1杯2,000円、4杯飲んで8,000円でした。
新宿はゴールデン街だけでなく近隣のホテルの価格も高騰気味。4つ星ホテルの価格はみんな一泊50,000円を超えていました。
新宿に限らず、北海道のニセコを筆頭に日本各地でインバウンドの外国人の多い観光地は物価が高く、外国人が来ない街は物価が安いという二重価格が構成されつつあります。
商売をしている人間としては複雑な反面、インバウンドをなんとか取り込むビジネスをしていかないと二極化の下半分に飲み込まれてしまいそうな感じがしています。
また、外国人が多いところではチップの文化も浸透しはじめています。
日本の物価の上昇は円安よりもこういう身近なところから始まっていきそうです。

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