vol.122 ぶどうから始まるワイン作り

前回に引き続きワインの話題です。
今回は山梨県のぶどう園のお手伝いに行ってきました。
トミオぶどう園でも今年からぶどうを植えていますが、この先どうやってぶどうを育てていけばいいのか?知るために一番いい方法はやっぱりぶどう作りの先輩に学ぶこと。
今日はのびた枝の剪定にやってきました。
もう1ヶ月もすると収穫時期を迎えるぶどうが糖度と色が増していくように余計な枝を落とし、大きな枝に一つだけの房を残して切り落としていきます。
のびた枝はともかく、美味しく育ちそうな房を落とすのはもったいない作業でした。
でも農家さんによると「落とすのがもったいない」のではなく、「落とさないのがもったいない」でした。
落とさないことで全てのぶどうの質が落ちていく、まさに品質のいいぶどうだけを残していく作業です。
ワインという最終型の製品になるためには途中のぶどうの段階で妥協してはいけないのです。
そしてぶどうの生育まで管理するという意味でワイナリー自らがぶどう栽培を行う必要性があるそうです。
ぶどう栽培から始まってワインは奥が深いです。まだまだ知らないことがたくさんですね。
いい千葉ワインを作っていきたいと思っています。

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