vol.144 シードルって何?

#千葉ワイナリー #ワイナリー

先日発売したシードル。

ここ数年でお酒好きの間ではちょっと名の知れてきたシードルですが、まだまだ知らない方も多いかと思います。
シードルとは、リンゴを使ったスパークリングワインのことで、フランス語で「Cidre」、英語だと「Cider」と書きます。
ちょっとピンときた方もいるかもしれませんが、そう、英語だとサイダーなんですね。
サイダーと聞くとジュースを思い浮かべてしまうのですが、イギリスで発泡性のリンゴ酒を指す言葉であり、元来はお酒に使われる名称だったのです。
そのため、サイダーと聞くと甘いイメージを持ってしまうかもしれませんが、お酒を指すサイダーやシードルはしっかりと辛口のものが多いです。

千葉ワイナリーで造るシードルは、千葉を代表する学びの場「千葉大学」が育てたリンゴを6種類も使用し、複雑で香りの豊かな辛口スパークリングに仕上げています。
千葉大学森林環境園芸農場(群馬県沼田市)で栽培された陸奥、紅玉、陽光、ジョナゴールド、世界一、新世界という6種のリンゴを使用した理由は、味わいに幅を持たせたかったからです。
国内で造られるシードルは単一品種で造られることが多く、比較的シンプルな味わいに仕上がっています。
ですが、本来フランスのノルマンディー地方やイギリスなどで造られるシードルは、数種類のリンゴをブレンドしたり、他の果実やハーブなどを使ったりと、味わいが豊かで複雑なタイプが多く存在しています。
そんな本格的なシードルに近づけるため、栽培されている群馬の農場まで訪問し、さまざまなリンゴの味を確かめながらこの6品種を選びました。

また、製法にもこだわり、じっくりと時間をかけながら発酵。主発酵が終わってから、シャンパーニュのように「瓶内二次発酵」という手間のかかる製法を選択し、炭酸ガスをワインに閉じ込めました。
ワインの発酵中に発生する炭酸ガスを閉じ込める方法はいくつかあり、最初の発酵が終わる直前に瓶詰して微発泡性のワインにする方法や、タンクの中で2回目の発酵をする方法などがあります。その中でも、一番きめが細かく味わいが複雑になる瓶内二次発酵を選択しました。
発酵終了後に滓(おり)を取り除くために「ピュピトル」という器具に立てて、ゆっくり回しながら1ヶ月かけて瓶の口に滓を集めます。
その後、瓶口を-20度で凍らせて、中にたまったガスの圧力で取り除きます。
滓下げの作業は1ヶ月で300本ほどしかできないので、これを何か月か繰り返してようやく販売できるようになります。

今回のシードルはお待ちいただいている皆様の期待に一日でも早く応えるために、先行して160本のみ販売を開始しました。
6月、7月と順次滓下げを行い製品化していきますので、まだまだシードルのワイン造りは続いています。

手間暇をかけ、本格的な仕上がりとなったシードルをぜひお試しください!

千葉ワイナリー

千葉ワイナリー
https://chibawinery.com/
instagram:@chibawinery
☎️043-309-5617
📅水曜定休
📍千葉市若葉区高品町296-1

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